ごあいさつ

研究本部長
植田 伸幸
私どもの研究本部の名前に用いている「トランスフォーメーション」には、「価値を高める変換」の意味を込めております。研究本部に所属する研究員の多くは、火力発電、原子力発電、燃料電池、蓄電池、そしてそれらを効率的に実運用するための材料開発の研究、すなわち電力への変換に注力してまいりました。
今世紀の半ばに、温室効果ガス排出のネット・ゼロを実現するためには、現状のエネルギー利用形態では限界があることから、新たなエネルギー価値を創造する変革が必要と考えます。
エネルギートランスフォーメーション研究本部は、環境を意識した安全で安価なエネルギーが安定的に供給され、質の高い生活様式が持続される社会の実現に貢献することを目指しています。
実現のための課題は、従来のエネルギー供給システムを未来型に革新することです。具体的には、水素キャリアの製造から利用までを組み込むとともに、CO2を回収して再利用や固定化等を行うCCUSを実用化して、実質的に排出量をゼロにすることなどが挙げられます。これらの課題解決に向けて、プラントシステム、材料科学、エネルギー化学の3つの部門が連携して研究に取り組んでまいります。
ミッション
機械工学、原子力工学、化学、材料科学等の基盤技術を活用し、革新的なエネルギー変換・貯蔵技術の開発、原子力発電所の長期運転と次期原子炉開発、ゼロエミッション火力の実現等に向けた研究開発を推進します。
組織構成

関連webサイト
■旧研究部署のWebサイトは下記よりご覧いただけます。
(2021年6月30日までの情報となり、それ以降は情報の更新をしておりません)