- 分野
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- 電力流通分野
- 研究目的
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電力機器の絶縁性能維持基準の構築
屋外絶縁機器の汚損性能評価
本研究設備は電力機器の絶縁性能を維持・管理するための基準構築を目的とした、高電圧試験・研究の中核設備であり、国内最高送電電圧である50万ボルト級の電力機器やがいし装置に対して、実スケールでの絶縁耐力試験、ならびに、霧中・注水条件での汚損耐電圧試験を実施することができます。
乾燥条件に加えて、蒸気霧を発生できる試験室として、床面積35m×31m(天井高30m)の大ホール、ならびに、床面積7m×7m(天井高7m)の小ホールが設置されており、最大試験電圧として、雷インパルス260万ボルト、開閉インパルス180万ボルト、交流90万ボルトの電源設備を有しています。霧中・注水条件での試験ができる高電圧ホールとしては、世界的にも最大級の設備です。 主要な試験・研究テーマとして、 経年電力機器の絶縁性能評価や高分子がいしの長期性能評価などを進めるほか、電力会社やメーカー等からの各種委託試験(耐電圧試験、絶縁破壊試験など)にも活用します。