- 分野
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- 火力発電分野
- 研究目的
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各種石炭のガス化特性の評価
O2/CO2/H2Oガス化技術の開発
燃料多様化ガス化技術の開発
高効率な次世代石炭火力として電気事業大で開発された空気吹きIGCCの原型炉として、パイロットプラントや実証機の支援研究(設計評価や炭種評価)で活躍してきました。現在は、酸素濃度を高め、CO2搬送、水蒸気添加などの様々なガス化条件に対応する石炭ガス化研究炉(3トン/日)として、IGCCのさらなる高効率化やCCUSや燃料多様化に対応するガス化技術の開発を行っています。
ガス化炉の設計や運転条件の設定には炉内現象の把握が不可欠ですが、高温高圧のガス化炉内は、温度、ガス組成等の計測が難しいため、ガス化炉内における流動、粒子挙動、対流・輻射伝熱およびガス化反応を考慮した数値解析ツールを開発しました。ガス化研究炉による試験結果と数値解析ツールを組み合わせ、実機規模のガス化炉の炉内現象やガス化特性を予測する技術を確立しています。